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艷
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あで
ふりがな文庫
“
艷
(
あで
)” の例文
新字:
艶
肩
(
かた
)
を
細
(
ほそ
)
く、
片袖
(
かたそで
)
をなよ/\と
胸
(
むね
)
につけた、
風通
(
かぜとほ
)
しの
南
(
みなみ
)
へ
背
(
せ
)
を
向
(
む
)
けた
背後姿
(
うしろすがた
)
の、
腰
(
こし
)
のあたりまで
仄
(
ほのか
)
に
見
(
み
)
える、
敷居
(
しきゐ
)
に
掛
(
か
)
けた
半身
(
はんしん
)
で
帶
(
おび
)
と
髮
(
かみ
)
のみ
艷
(
あで
)
やかに
黒
(
くろ
)
い。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
我黄金をおん身と分ちて、おん身の
艷
(
あで
)
やかなる姿を飾る
料
(
かて
)
となさんとこそ願へ。貴き飾を身に着け給はば、おん身の美しさ幾倍なるべきぞ。おん身の友だちは皆おん身を羨むべし。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ああ是れぞ横笛が最後の
住家
(
すみか
)
よと思へば、
流石
(
さすが
)
の瀧口入道も
法衣
(
ほふえ
)
の袖を
絞
(
しぼ
)
りあへず、世にありし時は花の如き
艷
(
あで
)
やかなる
乙女
(
をとめ
)
なりしが、一旦無常の嵐に
誘
(
さそ
)
はれては、いづれ
遁
(
のが
)
れぬ古墳の一墓の
主
(
あるじ
)
かや。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
艷
部首:⾊
24画
“艷”を含む語句
艷麗
艷々
優艷
妖艷無比
色艷
艷冶
艷女
艷書
艷増
艷談
艷色
艷種
艷福
艷氣
濃艷
幽艷
冷艷