“髮”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
かみ64.4%
がみ27.4%
2.7%
ぐし1.4%
はつ1.4%
ぱつ1.4%
みぐし1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨夜ゆうべもすがらしづかねぶりて、今朝けされよりいちはなけにさまし、かほあらかみでつけて着物きものもみづからりしを取出とりいだ
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
見返みかへり/\やゝかげさへもみえざればうしがみをや引れけん一あし行ば二足ももどる心地の氣をはげまし三河の岩井をあとになし江戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わたしたしかにはなちやんではなくッてよ』といつあいちやんは、『でも、彼娘あのこ彼麽あんなながちゞれだけど、わたしのは一ぽんだつてちゞれちやないもの。 ...
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
いえ。』とお利代は何氣ない顏をしてゐる。『あら、何處へ行つてらしつたんですか? おぐしに木の葉が附いて。』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
思へば/\はつかむりき候。太守樣にも至極御氣張り被遊候御樣子も被伺申候。又此上御わづらひおもり候ては、誠にやみの世の中に罷成儀と、只身の置處を不知候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
平次の問ひは一ぱつの隙間もなく、兎角逃げ腰の玄龍に疊みかけます。
御年やうやく二十二、青絲せいしみぐし紅玉こうぎよくはだへ平門へいもん第一の美男びなんとて、かざす櫻も色失いろうせて、何れを花、何れを人と分たざりけり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)