“みぐし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御髪39.1%
御首30.4%
御櫛13.0%
御髮13.0%
4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御病気は決して御軽快になっていなかったのを、無理あそばして御挙行になった姫宮のお裳着の式から三日目に院は御髪みぐしをおろしになったのであった。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
かれの涙は法衣の袖にほろほろとこぼれて、大切にさげていた異国の仏像の御首みぐしにも流れ落ちた。
半七捕物帳:25 狐と僧 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かれ七日なぬかの後に、その后の御櫛みぐし海邊うみべたに依りき。すなはちその櫛を取りて、御陵みはかを作りて治め置きき一三
雲の御髮みぐししかめやも。
ソネット (旧字旧仮名) / ステファヌ・マラルメ(著)
御年やうやく二十二、青絲せいしみぐし紅玉こうぎよくはだへ平門へいもん第一の美男びなんとて、かざす櫻も色失いろうせて、何れを花、何れを人と分たざりけり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)