“七日”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なぬか53.3%
なのか41.3%
しちにち2.7%
ななくさ1.3%
ひとまわり1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羅馬ロオマ七日なぬか、ナポリとポンペイに二日ふつかと云ふ駆歩かけあしの旅をして伊太利イタリイから帰つて見ると、予が巴里パリイとゞまる時日は残りすくなくなつて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
この矮小わいせう若僧じやくそうは、まだ出家しゆつけをしないまへ、たゞの俗人ぞくじんとして此所こゝ修業しゆげふとき七日なのかあひだ結跏けつかしたぎりすこしもうごかなかつたのである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
いもが間は床の瑪瑙めなうの水盤にべにばす咲きぬ七月七日しちにち
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「宮本さんがさ。——だから、来年一月の一日ついたちから七日ななくさまでの間、毎朝、五条大橋の上で待っているから、その七日なのかのうちに、一朝ひとあさそこへ来てもらいたいというのさ」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのたびみつかっては叱られ、またみつかってはまた叱られ、こうしたことが七日ひとまわりほどのうちに三度も重なっただろうか、とうとうある日、父親の圓太郎が呼びつけられた。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)