“七日市”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なぬかいち50.0%
なのかいち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶山はこれを七日市なぬかいちへ迎へ、神辺に伴ひ帰つて饗応し、又尾道まで見送つた。書牘は此会見の状況を江戸にある蘭軒の父に報じたものである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
茶山が蘭軒を七日市なぬかいちに迎へ、神辺に伴ひ帰り、更に送つて尾道に至つたことは、長崎紀行の詳記する所である。茶山は丙寅六月十七日尾道油屋の夜宴の後、十八日には油屋で「すこし休息」した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
しばらくいくさのなかった伊勢方面は、この間に、秀吉の別動隊が、峰ノ城をおとし、神戸かんべ国府こう浜田はまだの諸城をも乗っ取り、次いで、七日市なのかいちノ城も攻めつぶしていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)