“国府”のいろいろな読み方と例文
旧字:國府
読み方割合
こう25.0%
こくぶ25.0%
こくふ25.0%
こふ20.0%
こうふ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここは、越後国の国府(こう)で竹内(たけのうち)という土地だった。都から遠くながされてきた流人(るにん)善信の師弟は、もう二年の歳月をここに送っていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
東作は煙草盆を引寄せて一服吸付け、長閑(のどか)な煙を長々と吐きました。プーンと高貴な、国府(こくぶ)の薫(かお)り——。
いかにも遠(とお)い昔(むかし)のこと、所(ところ)の名(な)も人(ひと)の名(な)も、急(きゅう)には胸(むね)に浮(うか)びませぬ。——私(わたくし)の生(うま)れたところは安芸(あき)の国府(こくふ)、父(ちち)は安藝淵眞佐臣(あきぶちまさをみ)……代々(だいだい)この国(くに)の司(つかさ)を承(うけたまわ)って居(お)りました。
佐渡の国府(こふ)は雑太(さわた)という所にある。正道はそこへ往って、役人の手で国中を調べてもらったが、母の行くえは容易に知れなかった。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
さるに茲年(ことし)四月(うづき)の比(ころ)、かの童児(わらは)かりそめの病に臥しけるが、日を経(へ)ておもくなやみけるを四一痛(いた)みかなしませ給うて、四二国府(こうふ)の典薬(てんやく)の四三おもだたしきをまで迎へ給へども