“典薬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんやく66.7%
テンヤク33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さるに茲年ことし四月うづきころ、かの童児わらはかりそめの病に臥しけるが、日をておもくなやみけるを四一いたみかなしませ給うて、四二国府こうふ典薬てんやく四三おもだたしきをまで迎へ給へども
すぐに典薬てんやくが、何人か閨房けいぼうに派出されたが、彼等は、ただ、小首をかたむけるばかりだ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
犬医者ト申スハ、御用医者ニテ、典薬テンヤクノゴトク、六人肩ニシテ、若党、草履取、薬箱持チ、召シツレテ来ル。脈ヲ見、薬ヲ処方シテ帰ル。マタ御徒士目付オカチメツケ御小人オコビト目付、二日オキニ御検分ナリ。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)