“御小人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おこびと81.8%
おこにん9.1%
オコビト9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
打ち見たところ、五人扶持ぶちぐらいな御小人おこびとの住居でもあろうか。勝手つづきの庭も手狭てぜまで、気のよさそうな木綿着の御新造ごしんぞはらものを出してきた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
平次はいきなり、あさりだなの裏から、御小人おこにん屋敷、定火消御役屋敷(今の元町)の方へ行きました。
犬医者ト申スハ、御用医者ニテ、典薬テンヤクノゴトク、六人肩ニシテ、若党、草履取、薬箱持チ、召シツレテ来ル。脈ヲ見、薬ヲ処方シテ帰ル。マタ御徒士目付オカチメツケ御小人オコビト目付、二日オキニ御検分ナリ。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)