“小人衆”の読み方と例文
読み方割合
こびとしゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほこの先を飾る大鳥毛の黒、三間鎗さんげんやり大刀打たちうちに光る金なぞはことに大藩の威厳を見せ、黒の絹羽織きぬばおりを着た小人衆こびとしゅうはその間をったり来たりした。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
対岸の丘陵は松林が繁っていて、御霊屋は見えない、丘の下には小人衆こびとしゅうの家が並んでおり、そこからかしぎの煙がたち昇って、丘の中腹まで、もやがたなびいているように見えた。
溺れた甲斐を救ったのは、小人衆こびとしゅうの女房であった。