“小人目付”の読み方と例文
読み方割合
こびとめつけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
普請役、および小人目付こびとめつけは長防征討のために人馬の伝令休泊等の任務を命ぜられ、西の山陽道方面ではそのために助郷すけごうの課役を免ぜられた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
第一、右の御金蔵の南には、封番人の番所があって、御天守を開く場合には必ず出役し、小人目付こびとめつけ一人八組、御中間ごちゅうげんが二人詰めているはずだが、その目をどうくらまして来たか?
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
罪人を乗せる網の乗り物に乗せられて行った先は、町奉行所だ。厳重な取り調べがあった。証拠となるべきものはなかったが、二人とも小人目付こびとめつけに引き渡された。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)