“御中間”の読み方と例文
読み方割合
ごちゅうげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第一、右の御金蔵の南には、封番人の番所があって、御天守を開く場合には必ず出役し、小人目付こびとめつけ一人八組、御中間ごちゅうげんが二人詰めているはずだが、その目をどうくらまして来たか?
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
などいう御中間ごちゅうげん中間ちゅうげん中間男ちゅうげんおとこ中間法師ちゅうげんほうし中間ちゅうげんは、ハシタというと同じく、間人すなわち中途半端ちゅうとはんぱなるものの義に外ならぬ。それが転じて下品なもの、下司な男という義に用いられたのである。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)