“助郷”の読み方と例文
読み方割合
すけごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを見ると、伊那から来ている助郷すけごうの中には腕をさすって、ぜひともお輿こしをかつぎたいというものが出て来る。大変な御人気だ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「ふざけやがるない、こん畜生、馬に乗りたけりゃ、助郷すけごうの駄賃馬あぜにゅう出して頼みな、こりゃ人を乗せる馬じゃねえんだ」
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
三島の宿しゅくに幾組かの大名の泊りが落合って、沢山の人足が要ることになったので、助郷すけごうまでも狩りあつめてくる始末。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)