“助太刀”の読み方と例文
読み方割合
すけだち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その格闘史としては、古今無類の七条油小路の現場へ駈けつけて、そのいずれかの一方へ助太刀すけだちをするかと思えばそうではない。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
古い宿場の御伝馬役として今までどおりのわがままも言えなくなるとみて取った人たちの助太刀すけだちは、一層その不平の声を深めた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
車掌の言い草もかなり横暴なので、スラヴ族は多血質だ。むかっとして、頼まれもしないのに、女の助太刀すけだちに飛び出して行く。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)