“太刀打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たちう55.2%
たちうち44.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんとしても自転車では太刀打たちうちできない。しょい投げをくわされたように、みんながっかりしていることだけはまちがいなかった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
とても自分などが太刀打たちうちできる相手ではないと思うと、心がえたようになって、何をいうのも覚束おぼつかない気がするのだった。
さればといって社会的及び科学的知識の体系を備えて男子側の思想家と論理的に太刀打たちうちの出来る程度に達しているものでもないのです。
婦人改造と高等教育 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
ともかく沖縄の王様にも等しく、我儘わがままなところもあったでしょうが、実に風格があって、同男に太刀打たちうち出来る人物は、いませんでした。
沖縄の思い出 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)