“太刀先”の読み方と例文
読み方割合
たちさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの試合に殺気を立てたのはみんな浜という女のなすわざじゃ、文之丞が突いた捨身すてみ太刀先たちさきには、たしかに恋の遺恨いこんが見えていた
切り込む新子の太刀先たちさきを、あしらいかねて、圭子はタジタジとなったが、すぐ立ち直ると出鱈目な受太刀を、ふり廻し始めた。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
伝吉は短い沈黙のあいだにいろいろの感情のむらがるのを感じた。嫌悪けんお憐憫れんびん侮蔑ぶべつ、恐怖、——そう云う感情の高低こうていいたずらに彼の太刀先たちさきにぶらせる役に立つばかりだった。
伝吉の敵打ち (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)