“たちさき”の漢字の書き方と例文
語句割合
太刀先100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不敵にも右門へやいばを合わせようとしたものでしたから、予期しなかった敵対に不意を打たれて、おもわず二、三歩あとずさりながら、まずじっと五人の太刀先たちさきに目をつけました。
机竜之助の音無しの太刀先たちさきに向っては、いずれの剣客も手古摺てこずらぬはない、竜之助はこれによって負けたことは一度もないのであります。
この体当りもまた以て彼の得意のわざである——さすがの松浦もそれに堪えられず、よろよろとよろめくところを、第二の太刀先たちさき
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)