“群”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むれ36.8%
18.0%
むらが16.4%
むら11.4%
ぐん8.5%
たか3.4%
ムラガ1.1%
むらがり0.8%
グループ0.8%
ムラ0.8%
あつま0.5%
だか0.5%
あつ0.3%
かた0.3%
ホロス0.3%
マシッフ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふと見れば片側ののきにそひて、つたかずらからませたるたなありて、そのもとなる円卓まるづくえを囲みたるひとむれの客あり。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
銀座の表通に燈火を輝すカフエーを城郭となし、赤組と云い白組と称する団体を組織し、客の纒頭てんとうむさぼるものは女給のむれである。
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
相変らず疑ぐりぶかいからすれが、すっかり葉の落ちた白樺しらかばの高い高いてっぺんに止って、思い出したようにカアカア鳴いていた。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
このとき、どこからともなく、あまつばめが、れをなしてんできました。そして、ふねのまわりでしきりにさわぎました。
汽船の中の父と子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
林間に散つてゐる黄葉と、林梢りんせうむらがつてゐる乱鴉らんあと、——画面のどこを眺めても、うそ寒い秋の気が動いてゐない所はない。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ニーロのほとり冬籠ふゆごもる鳥、空にむらがつどひて後、なほも速かに飛ばんためつらなり行くことあるごとく 六四—六六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
菊坂の富五郎とその下っ引達、町役人まで顔を揃え、むらがる野次馬を追い散らしておりましたが、平次の顔を見ると、富五郎はホッとした様子です。
はなもまたいろいろで、一ぽんくきに、一つしかはなかないもの、一茎ひとくきむらがってはなくもの
らんの花 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その国の野蛮に派手な服装をした印度インド人の一ぐんと、青い服を着けた波斯ジプシイの男の踊子とだけは特に雇はれて居るらしい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
くちなはきらめきぬ、蜥蜴とかげも見えぬ、其他の湿虫しつちうぐんをなして、縦横じうわう交馳かうちし奔走せるさま
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
とは云っても覚えが有るものでございますから、其所そこは相手が女ながらも心におくれが来て段々後へ下る。すると段々見物の人がたかって、
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
橋のたもと佇立たたずんで往来を眺めると、雪に濡れた名物生蕎麦きそばうんどんの旗の下には、人が黒山のようにたかっておりました。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
黒けぶりムラガりたゝせ、手もすまに 吹きトロかせば なだれ落つる かね○
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
廣い端山ハヤマムラガつたサキは、白い砂の光る河原だ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
七八人しちはちにんむらがりむに、おの/\つまたいしてならしてむつまじきことかぎりなし。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其夜水のかゝりし処光り暉かゝやく事ほたるむらがりたるが如くなりしに、二三夜にしてその光りも消失きえうせけりとぞ。
心像は一つのグループであり、またそれには自由可動性フリモビリティあり——と云ったのは至言だと思うよ。何故なら、そのレヴェズの一語には、あの男の心深くに秘められていた一つの観念が、実に鮮かな分裂をして現われたからなんだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
かうした華やかなグループの中に、女王クインのやうに立ち働いてゐる荘田夫人が、自分に——片隅に小さく控へてゐる自分に、少しでも注意を向けて呉れるかと思ふと、妻の手前を繕ろつてまで、出席した自分が、何だか心細く馬鹿々々しくなつて来た。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
さうしてとう/\、里らしい家ムラの見える小高い岡の上に出た時は、裳も、著物も、肌の出るほど、ちぎれて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
さうしてとう/\、里らしい家ムラの見える小高い岡の上に出た時は、裳も、著物も、肌の出るほど、ちぎれて居た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
市場又は祭礼すべて人のあつまる所へいでゝ看物みせものにせしが、ある所にても見つるに大さいぬのごとくかたちは全く熊にして
およそ半年はんとしあまり縮の事に辛苦しんくしたるは此初市のためなれば、縮売ちゞみうりはさら也、こゝにあつまるもの人のなみをうたせ、足々あし/\ふまれ、肩々かた/\る。
ちやうどその時には定期市ヤールマルカが立つてゐて、往来といふ往来には目も眩むほど人だかりがしてゐたが、しかしまだ早朝のこととて、何れも地べたに寝はだかつて夢路を辿つてゐた。
 お絹の家の前の人だかりを不審に思って立ち止る。井戸端のお内儀が囁き合った。
恋と十手と巾着切 (新字新仮名) / 山中貞雄(著)
吉次はニヤニヤ笑い出した。あつまって来た連中の中で、吉次の一番好きなのは、この弁天松代だからである。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
川中にはさゞ波の小じわが立つてそれが一かたまりづゝ動きながら、あるひは右あるひは左へ水の色を変へてゐる。
両国今昔 (新字旧仮名) / 木村荘八(著)
幕は開きたり、只だ見る、男子三人女子二人より成れるひとホロスの唱和するを。
南は嶮山重畳のモン・ブランマシッフと、氷河の蒼氷を溶かしては流すアルヴの清洌、北には雲母きらら張りの衝立エクランのように唐突に突っ立ちあがるミデイ・ブラン、グレポンの光峰群デ・セイギイユ