濹東綺譚ぼくとうきだん
わたくしは殆ど活動写真を見に行ったことがない。 おぼろ気な記憶をたどれば、明治三十年頃でもあろう。神田錦町に在った貸席錦輝館で、サンフランシスコ市街の光景を写したものを見たことがあった。活動写真という …
作品に特徴的な語句
幾個いくつ 脚下あしもと 蔓草つるくさ 吾妻橋あづまばし 浪花節なにわぶし 編輯へんしゅう 板塀いたべい 混淆こんこう 目貫めぬき 失踪しっそう すし 八百屋やおや 海苔のり 檀那だんな 草双紙くさぞうし 蒲鉾かまぼこ 驀進ばくしん 猿臂えんぴ 書肆しょし 海嘯つなみ 一歩ひとあし どじょう つと 寝覚ねざめ 海辺うみべ たの 此度こんど 一先ひとまず 平打ひらうち 陋巷ろうこう 音羽おとわ 薬鑵やかん 覚醒かくせい 香炉こうろ 直様すぐさま すし 為人ひととなり 挿絵さしえ 狂奔きょうほん 生際はえぎわ 上框あがりがまち あわび 矯正きょうせい 屑籠くづかご 処々ところどころ 塵芥ごみ 陋屋ろうおく 千住せんじゅ 毎年まいとし 土橋どばし 無之これなく 小家こいえ 工場こうば 生粋きっすい 神祇じんぎ 妾宅しょうたく 懐紙ふところがみ べつ ふで かか 櫛比しっぴ 屹立きつりつ 見分みわけ 家並やなみ 四辻よつつじ 内外うちそと 寓居ぐうきょ 彷彿ほうふつ 千束町せんぞくまち 惣菜そうざい 町中まちじゅう みだり 常套じょうとう 鴨川かもがわ 喬木きょうぼく 掻込かっこ 記号しるし 這般しゃはん 夕凪ゆうなぎ 曲角まがりかど 無遠慮ぶえんりょ 生茂おいしげ 初冬はつふゆ 掻乱かきみだ 杜撰ずさん 虚言うそ 亀裂ひび 遊廓ゆうかく 髪結かみゆい 嚢中のうちゅう 鑵詰かんづめ 人跡じんせき 夥多かた 幼馴染おさななじみ 結綿ゆいわた 剰銭つり 教鞭きょうべん 拘引こういん 後々あとあと