“騒”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
さわ54.5%
ざわ19.5%
さわぎ14.1%
さわが5.0%
さや3.2%
さは1.4%
さう0.9%
あが0.5%
ぞめ0.5%
サヤ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いま、が、あちらのいでいる。」と、げますと、は、うなだれてじゅうをくしてちぢむのでした。
ものぐさなきつね (新字新仮名) / 小川未明(著)
後方の足軽組などのあいだに、そんな私語がややめきかけたと思うと、たちまち謙信の声と、その姿とが、全軍の上へ向って
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ああれた。あそこを見なよ。こののなかに呑気な顔をして将棋をさしている奴がいるぜ。ホラ、あそこんとこを見てみろ……」
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それで老母を初め細君娘、お徳までの着変やら何かに一しきりしかったのが、出てったは一時にとなって家内人気が絶たようになった。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
屋根をころげて乳繰る二羽の雀ぱぱと飛びわかる雪煙立てて
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ふ。其処りながら備中守差出を、片手握添へて、大根おろしにズイとく。とえゝ、つたいぎか。だけでれるばかり。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ひとしきり飛び連れ下りるぞきの、さて出立つらむ。
雑色たちは、庭門のそばで、いていた。駻気のつよい馬とみえ、ちょっと、手におえないらしいのである。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二人はこのごろ、ろくろく話をするような折もなかった。芳太郎は昼間も酒の気を絶やさず、夜はまたふらふらとそこらをほつき廻り、友達と一緒に宿場をき歩いた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
笹の葉はみ山もさやにげども、我は妹思ふ。別れ来ぬれば(同——万葉巻二)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)