ぞめ)” の例文
旧字:
二人はこのごろ、ろくろく話をするような折もなかった。芳太郎は昼間も酒の気を絶やさず、夜はまたふらふらとそこらをほつき廻り、友達と一緒に宿場をぞめき歩いた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)