トップ
>
騒然
ふりがな文庫
“騒然”のいろいろな読み方と例文
旧字:
騷然
読み方
割合
そうぜん
90.9%
どやどや
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうぜん
(逆引き)
城中はどことなく
騒然
(
そうぜん
)
として、出征の身支度をした将士が、
武者溜
(
むしゃだま
)
りにもいっぱい見えたし、諸門の口や廊下にも駆け歩いていた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
流
(
なが
)
し
場
(
ば
)
から細君の声で兼吉はほうきをおいて走っていく。五郎はまぐさをいっせいに乳牛にふりまく。十七、八頭の乳牛は一
時
(
じ
)
に
騒然
(
そうぜん
)
として草をあらそいはむ。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
騒然(そうぜん)の例文をもっと
(10作品)
見る
どやどや
(逆引き)
満堂の異形の群集は、
明
(
あか
)
らひく
曙
(
あけぼの
)
の光に追われし
精霊
(
すだま
)
のごとく、
騒然
(
どやどや
)
と先を争って、廻転扉の隙間からかき消すごとく姿は消えて
跡白浪
(
あとしらなみ
)
。
ノンシャラン道中記:04 南風吹かば ――モンテ・カルロの巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
騒然(どやどや)の例文をもっと
(1作品)
見る
“騒然”の意味
《名詞》
騒然(そうぜん)
騒がしいこと。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
騒
常用漢字
中学
部首:⾺
18画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“騒”で始まる語句
騒
騒擾
騒々
騒動
騒立
騒乱
騒音
騒々敷
騒客
騒雲
検索の候補
物情騒然
私語騒然
“騒然”のふりがなが多い著者
佐藤紅緑
梅崎春生
吉川英治
林不忘
伊藤左千夫
久生十蘭
海野十三