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そうぜん
ふりがな文庫
“そうぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
蒼然
50.0%
騒然
15.2%
鏘然
10.6%
愴然
9.1%
噪然
6.1%
宗全
3.0%
簇然
3.0%
喪然
1.5%
錚然
1.5%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蒼然
(逆引き)
それから山内の森の中へ来ると、月が
木間
(
このま
)
から
蒼然
(
そうぜん
)
たる光を
洩
(
もら
)
して一段の趣を加えていたが、母は我々より
五歩
(
いつあし
)
ばかり先を歩るいていました。
牛肉と馬鈴薯
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
そうぜん(蒼然)の例文をもっと
(33作品)
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騒然
(逆引き)
流
(
なが
)
し
場
(
ば
)
から細君の声で兼吉はほうきをおいて走っていく。五郎はまぐさをいっせいに乳牛にふりまく。十七、八頭の乳牛は一
時
(
じ
)
に
騒然
(
そうぜん
)
として草をあらそいはむ。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
そうぜん(騒然)の例文をもっと
(10作品)
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鏘然
(逆引き)
その太刀が、ほとんど無意識に受けとめた、次郎の太刀の刃を打って、
鏘然
(
そうぜん
)
とした響きと共に、またたく
間
(
あいだ
)
、火花を散らした。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そうぜん(鏘然)の例文をもっと
(7作品)
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▼ すべて表示
愴然
(逆引き)
「…………」
愴然
(
そうぜん
)
たる
白衣
(
びゃくえ
)
の
人
(
ひと
)
、口はかたく結ばれたまま、その姿は氷のよう、その横顔は死せるようだ。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そうぜん(愴然)の例文をもっと
(6作品)
見る
噪然
(逆引き)
人心
噪然
(
そうぜん
)
としてたださえ物議の多い世の様、あらぬ
流言蜚語
(
りゅうげんひご
)
を
逞
(
たくまし
)
うする者の尾に随いて
脅迫
(
ゆすり
)
押込
(
おしこみ
)
家尻切
(
やじりきり
)
が
市井
(
しせい
)
を横行する今日このごろ、卍の富五郎の突留めにはいっそうの力を致すようにと
釘抜藤吉捕物覚書:04 槍祭夏の夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そうぜん(噪然)の例文をもっと
(4作品)
見る
宗全
(逆引き)
赤入道(山名
宗全
(
そうぜん
)
)なんぞは、とり分けて蔭凉の生涯失はるべしなどと、わざわざ
公方
(
くぼう
)
に念を押しをる。それほどに憎らしいか、それほどに怖ろしいか。
雪の宿り
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
そうぜん(宗全)の例文をもっと
(2作品)
見る
簇然
(逆引き)
あとには依然として黒い者が
簇然
(
そうぜん
)
と
蠢
(
うご
)
めいている。この蠢めいているもののうちに浩さんがいる。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そうぜん(簇然)の例文をもっと
(2作品)
見る
喪然
(逆引き)
夜の冷気とともに身に
沁
(
し
)
みて感じながら、重ねて
委
(
くわ
)
しいことを訊こうとする気力も抜けてしまい、胸の中が
空洞
(
うつろ
)
になったような心持で、足の踏み度も覚えず、そのまま
喪然
(
そうぜん
)
として電車に乗り
狂乱
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
そうぜん(喪然)の例文をもっと
(1作品)
見る
錚然
(逆引き)
相手は一諏訪栄三郎と侮って、一気にしてこれを
屠
(
ほふ
)
り坤竜丸をおさめるつもり——鍔鳴りのひびきが
錚然
(
そうぜん
)
として月明に流れた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そうぜん(錚然)の例文をもっと
(1作品)
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