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噪然
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そうぜん
ふりがな文庫
“
噪然
(
そうぜん
)” の例文
それは震災前後の、雑音だらけなレコードであったが、ケンプの若さと情熱は、
噪然
(
そうぜん
)
として粗悪な録音から湧きこぼれたものである。
名曲決定盤
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
、
野村長一
(著)
人心
噪然
(
そうぜん
)
としてたださえ物議の多い世の様、あらぬ
流言蜚語
(
りゅうげんひご
)
を
逞
(
たくまし
)
うする者の尾に随いて
脅迫
(
ゆすり
)
押込
(
おしこみ
)
家尻切
(
やじりきり
)
が
市井
(
しせい
)
を横行する今日このごろ、卍の富五郎の突留めにはいっそうの力を致すようにと
釘抜藤吉捕物覚書:04 槍祭夏の夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
急に
悪性
(
あくしょう
)
がこみ上げて来て、この蛮行に出でたものかも知れない——この雑然、
噪然
(
そうぜん
)
、困惑の中に、金椎のみは別世界にいるように、いっかな夢を破られてはいないことがかえって
不憫
(
ふびん
)
でもある。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
きょうもはや宵を迎えようとする風情が
噪然
(
そうぜん
)
として漂っていた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
噪
漢検1級
部首:⼝
16画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“噪”で始まる語句
噪
噪音
噪々
噪気
噪閙
噪雑
噪聒
噪舌
噪鈎