“噪気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はしゃ66.7%
さわ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一同すっかりクリスマス気分で、真夜中過ぎまで歌ったり、女同士でダンスしたりして噪気はしゃいだが、翌朝から、そのふたりの姿はフレモントヒルの何処にも見られなくて
斧を持った夫人の像 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
朝早くからひとりで噪気はしゃいで、煎餅の仕上げが済むと同時に、夕暮れ近くいそいそとして自宅いえを出て行ったが、それが小半時も経ったかと思うころ、蒼白まっさおな顔に歯を喰い縛って裏口から帰って来て
ロスリッジ青年は、補祭の上席に抜擢された幸福さに、多分に興奮して噪気さわいでいたのが、妻と並んで、寒い夜の道を家路へ向かいはじめると、ふっと不安気な沈黙に落ちた。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)