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愴然
ふりがな文庫
“愴然”の読み方と例文
読み方
割合
そうぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうぜん
(逆引き)
しかも巍の誠を尽し志を致す、其意と其
言
(
げん
)
と、忠孝
敦厚
(
とんこう
)
の人たるに
負
(
そむ
)
かず。数百歳の後、
猶
(
なお
)
読む者をして
愴然
(
そうぜん
)
として感ずるあらしむ。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「…………」
愴然
(
そうぜん
)
たる
白衣
(
びゃくえ
)
の
人
(
ひと
)
、口はかたく結ばれたまま、その姿は氷のよう、その横顔は死せるようだ。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
明治
辛未
(
しんび
)
の三歳、吾が
姪
(
てつ
)
義卿
(
ぎけい
)
身を致せしを
距
(
さ
)
ること、
已
(
すで
)
に十三年なり。その間風雲しばしば変わり、
毎
(
つね
)
に中懐に
愴然
(
そうぜん
)
たること無き
能
(
あた
)
わず。十月某日は
乃
(
すなわ
)
ちその
忌辰
(
きしん
)
なり。祭りてこれに告げていう。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
愴然(そうぜん)の例文をもっと
(6作品)
見る
“愴然”の意味
《名詞》
心を痛め、悲しむさま。
(出典:Wiktionary)
愴
漢検1級
部首:⼼
13画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“愴”で始まる語句
愴惶
愴
愴凄
愴惻
愴慌
愴絶
愴美
“愴然”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
幸田露伴
中里介山
吉川英治