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沁
ふりがな文庫
“沁”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
し
95.5%
しみ
1.6%
じ
1.6%
しん
0.5%
にじ
0.5%
しむ
0.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
し
(逆引き)
彼女はあの賑やかな家や
朋輩
(
ほうばい
)
たちの顔を思い出すと、遠い他国へ流れて来た彼女自身の便りなさが、一層心に
沁
(
し
)
みるような気がした。
奇怪な再会
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
沁(し)の例文をもっと
(50作品+)
見る
しみ
(逆引き)
そして、それと対照的に、ついさっき塗られたばかりらしいルージュの深紅と血潮とが、ぼーっと明るむたびに、火のように眼に
沁
(
しみ
)
るのだ。
鱗粉
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
沁(しみ)の例文をもっと
(6作品)
見る
じ
(逆引き)
沁
(
し
)
み
沁
(
じ
)
みと父の話を聞いてみると、やはり父には父の言分があるので、真向から反対はできないと云ふ気もしたのではあるが、一人になると
鳥羽家の子供
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
沁(じ)の例文をもっと
(6作品)
見る
▼ すべて表示
しん
(逆引き)
友と若き主人とは少し送らばやとて
後
(
あと
)
より追ひ來りぬ。美しく晴れたる日にて、路傍の草の露の繁き、思はず人をして秋の氣の胸に
沁
(
しん
)
するごとくなるを覺えしむ。
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
沁(しん)の例文をもっと
(2作品)
見る
にじ
(逆引き)
こういった康雄の額には、汗が
沁
(
にじ
)
んで居た。刑事は暫らく考えて居たが、すぐには返答しかねる様子であった。
好色破邪顕正
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
沁(にじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
しむ
(逆引き)
或日
(
あるひ
)
自分は
何時
(
いつも
)
のように
滑川
(
なめりがわ
)
の
辺
(
ほとり
)
まで散歩して、さて砂山に登ると、
思
(
おもい
)
の外、北風が身に
沁
(
しむ
)
ので
直
(
す
)
ぐ
麓
(
ふもと
)
に
下
(
おり
)
て
其処
(
そこ
)
ら日あたりの
可
(
よ
)
い所、
身体
(
からだ
)
を
伸
(
のば
)
して楽に
書
(
ほん
)
の読めそうな所と
四辺
(
あたり
)
を
見廻
(
みま
)
わしたが
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
沁(しむ)の例文をもっと
(1作品)
見る
沁
漢検1級
部首:⽔
7画
“沁”を含む語句
沁々
沁出
沁透
沁込
汗沁
沁入
沁園春
沁徹
沁拡
沁沁
沁渡
沁通
沁骨
瑪哈沁
“沁”のふりがなが多い著者
紫式部
中里介山
吉川英治
谷崎潤一郎
北原白秋
佐々木邦
泉鏡太郎
泉鏡花
林芙美子
国木田独歩