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沁
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じ
ふりがな文庫
“
沁
(
じ
)” の例文
沁
(
し
)
み
沁
(
じ
)
みと父の話を聞いてみると、やはり父には父の言分があるので、真向から反対はできないと云ふ気もしたのではあるが、一人になると
鳥羽家の子供
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
一太は、
楊枝
(
ようじ
)
の先に一粒ずつ黒豆を突さし、
沁
(
し
)
み
沁
(
じ
)
み美味さ嬉しさを味いつつ食べ始める。傍で、じろじろ息子を見守りながら、ツメオも茶をよばれた。
一太と母
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
おたあちやんは、今は、あの日のことが
沁
(
し
)
み
沁
(
じ
)
み後悔されて『悪いことをした』と心で思ふやうになりました。
虹の橋
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
内典・外典其上に又、
大日本
(
おおやまと
)
びとなる父の書いた
文
(
もん
)
。指から腕、腕から胸、胸から又心へ、
沁
(
し
)
み
沁
(
じ
)
みと深く、魂を育てる智慧の
這入
(
はい
)
って行くのを、覚えたのである。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
おさく師匠があの体でここを毎日往き通いした労苦が、
沁
(
し
)
み
沁
(
じ
)
み察しられたのであった。
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
と、
沁
(
し
)
み
沁
(
じ
)
みした様に、独語した。
かやの生立
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
沁
漢検1級
部首:⽔
7画
“沁”を含む語句
沁々
沁出
沁透
沁込
汗沁
沁入
沁園春
沁徹
沁拡
沁沁
沁渡
沁通
沁骨
瑪哈沁