“沁通”の読み方と例文
読み方割合
しみとお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝晩は東京の四月頃の陽気であったが、昼になると、急に真夏のような強い太陽の光熱が目や皮膚に沁通しみとおってほのかな草いきれが、鼻に通うのであった。一雨ごとに桑の若葉の緑が濃くなって行った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)