“滑川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なめりがわ65.0%
なめりかわ15.0%
なめりがは15.0%
なめかわ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
橋の上から見ると、滑川なめりがわの水は軽く薄濁って、まだ芽を吹かない両岸の枯れあしの根を静かに洗いながら音も立てずに流れていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
現在知られている南の端は、越中滑川なめりかわのネムタ流し。これは人形をこしらえて海に流す行事で、その際に子供が水を浴び、また
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
はまはうへ五六けんすゝむと、土橋どばし一架ひとつなみちひさなのだけれども、滑川なめりがはかゝつたのだの、長谷はせ行合橋ゆきあひばしだのと、おなじきこえた亂橋みだればしといふのである。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
栗原くりはら滑川なめかわ土居金八どいきんぱち、それから渡辺わたなべ頑太郎がんたろうも呼んでやれ」
松林蝙也 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)