滑川なめりかわ)” の例文
現在知られている南の端は、越中滑川なめりかわのネムタ流し。これは人形をこしらえて海に流す行事で、その際に子供が水を浴び、また
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
別れた高氏は、やがて滑川なめりかわのほとりで待っていた郎党をつれ、大蔵ノ邸へ入って、その夜もまた幕府の“預かり人”である忠円僧正とおそくまで話しこんでいた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
澗のうちを洗って、滑川なめりかわの近くから外海そとうみへ出て行く早い潮の流れがある。二日もすれば、片瀬か江ノ島の沖へ浮きあがるはずだから、そっちを捜すほうが早道だとそんなことを言っている。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)