“滑走”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かっそう87.5%
タクシ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛行艇が離水する前に、はげしいいきおいで水上滑走かっそうをする。そのときなみがおこって、窓にぶつかる。窓は浪で白く洗われ、外が見えなくなる。
恐竜艇の冒険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
トビウオがとぶように、船体はほとんど水面をはなれて、空中を滑走かっそうしています。へさきの切る水しぶきは、みごとに左右にわかれ、大きな噴水が走って行くようです。
青銅の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
と、風をついて滑走タクシしていた機が——じっさいいつからともなく——ふわりと宙乗りをはじめたらしい。いままで機窓の直ぐそとにあった地面がどんどん下へ沈みつつある。
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)