“滑車”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かっしゃ46.2%
せみ23.1%
くるま7.7%
くわつしや7.7%
せび7.7%
プレー7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
怪物の死骸は、滑車かっしゃにとおした長い綱によって、簡単に地上へ運ばれた。そこにはすでに、解剖に便利なように、天幕テントが張られてあった。
宇宙戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
滑車せみが甲板の上でころがってがらがら音を立て、そういうどうにも出来ないような様子に見えながら、それでもなお、潮流の速さのためだけではなくて
『そら、巻くぜ。』と一人の屠手は天井にある滑車くるまを見上げ乍ら言つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
甲板かんぱんちて微塵みじんくだけた物音ものおとのしたので、わたくしいそ振返ふりかへつてると、其處そこではいましも、二三の水夫すゐふ滑車くわつしやをもつて前檣ぜんしやうたかかゝげんとした一個いつこ白色燈はくしよくとう——それはふね航海中かうかいちゆう
り方は、三本の丸太をもって足場の替りにして、滑車せびで引き揚げると、うまく組み立てが出来ました。この練習をやってまず一時間あれば組み立てが出来るということが分りました。
鉄骨のはりを渡っているシャフトの滑車プレーの各機械を結びつけている幾条ものベルトが、色々な角度に空間を切りながら、ヒタ、ヒタ、ヒタ、タ、タ、タ……と
工場細胞 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)