“物音”の読み方と例文
読み方割合
ものおと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ねやこゑもなく、すゞしいばかりぱち/\させて、かねきこえぬのを、いたづらゆびる、寂々しん/\とした板戸いたどそとに、ばさりと物音ものおと
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
トーマスは船員せんいんの話をききながらも、まわりの物音ものおとに気をくばっていた。かすかな風の動きでも、ききのがさないようにしていた。
この物音ものおときつけた母親ははおやは、なにごとがこったかとおもって、おくからてきました。そして、その次第しだいると、たいへんにおこりました。
めくら星 (新字新仮名) / 小川未明(著)