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寂々
ふりがな文庫
“寂々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
せきせき
33.3%
しん/\
22.2%
せき/\
22.2%
しんしん
11.1%
じゃくじゃく
11.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せきせき
(逆引き)
第二に、
寂々
(
せきせき
)
寥々
(
りょうりょう
)
たる場所に多き事情あり。第三に、死人ありたる家、久しく人の住まざりし家、神社仏閣、
墓畔
(
ぼはん
)
、
柳陰
(
りゅういん
)
のごとき場所に多き事情あり。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
寂々(せきせき)の例文をもっと
(3作品)
見る
しん/\
(逆引き)
更
(
ふ
)
け
行
(
ゆ
)
く
閨
(
ねや
)
に
聲
(
こゑ
)
もなく、
凉
(
すゞ
)
しい
目
(
め
)
ばかりぱち/\させて、
鐘
(
かね
)
の
音
(
ね
)
も
聞
(
きこ
)
えぬのを、
徒
(
いたづら
)
に
指
(
ゆび
)
を
折
(
を
)
る、
寂々
(
しん/\
)
とした
板戸
(
いたど
)
の
外
(
そと
)
に、ばさりと
物音
(
ものおと
)
。
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
寂々(しん/\)の例文をもっと
(2作品)
見る
せき/\
(逆引き)
見渡すかぎり、両側の森林これを覆ふのみにて、一個の
人影
(
じんえい
)
すらなく、
一縷
(
いちる
)
の軽煙すら起らず、一の人語すら聞えず、
寂々
(
せき/\
)
寥々
(
れう/\
)
として横はつて居る。
空知川の岸辺
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
寂々(せき/\)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
しんしん
(逆引き)
日が恐しく早く暮れてしまうだけ、長い
夜
(
よ
)
はすぐに
寂々
(
しんしん
)
と
更
(
ふ
)
け渡って来て、夏ならば夕涼みの下駄の音に
遮
(
さえぎ
)
られてよくは聞えない八時か九時の時の鐘があたりをまるで十二時の如く
静
(
しずか
)
にしてしまう。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
寂々(しんしん)の例文をもっと
(1作品)
見る
じゃくじゃく
(逆引き)
その一列の丸太を載せて、流れは極めて単調である。
疾
(
はや
)
きがごとく、遅きがごとく、流るべくして流れ、移るべくしてただ移る。いわゆる淡々たり
寂々
(
じゃくじゃく
)
たり、虚にして無為だ。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
寂々(じゃくじゃく)の例文をもっと
(1作品)
見る
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
々
3画
“寂々”で始まる語句
寂々寥々
寂々寞々
“寂々”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
徳冨蘆花
井上円了
国木田独歩
北原白秋
永井荷風
泉鏡花