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寥々
ふりがな文庫
“寥々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
りょうりょう
87.8%
れうれう
4.9%
すご/\
2.4%
りようりよう
2.4%
れう/\
2.4%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りょうりょう
(逆引き)
さるにても、
御坊塚
(
おんぼうづか
)
のこの本陣も昼の
一頃
(
ひところ
)
にくらべると、何と、
寥々
(
りょうりょう
)
たる松風の声ばかりではあると、彼は、
憮然
(
ぶぜん
)
として見まわした。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寥々(りょうりょう)の例文をもっと
(36作品)
見る
れうれう
(逆引き)
あはれ暮風一曲の古調に、
心絃挽歌
(
しんげんばんか
)
寥々
(
れうれう
)
として起るが如く、一身ために愁殺され
了
(
をは
)
んぬるの時、堤上に石と伏して幾度か狂瀾の飛沫を浴びたるも、我と此古帽なりき。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
寥々(れうれう)の例文をもっと
(2作品)
見る
すご/\
(逆引き)
打
(
うち
)
ければ
額
(
ひたひ
)
より
血
(
ち
)
流
(
なが
)
れけるに四郎右衞門今は
堪忍
(
かんにん
)
成難
(
なりがた
)
しと思へども其身
病勞
(
やみつかれ
)
て居るゆゑ
何共
(
なにとも
)
詮方
(
せんかた
)
なく無念を堪へ
寥々
(
すご/\
)
とこそ歸りけれ
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
寥々(すご/\)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
りようりよう
(逆引き)
さては何の怪むところ有らん。節は初夏の
未
(
ま
)
だ寒き、この
寥々
(
りようりよう
)
たる山中に
来
(
きた
)
り
宿
(
とま
)
れる客なれば、保養鬱散の為ならずして、湯治の目的なるを思ふべし。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
寥々(りようりよう)の例文をもっと
(1作品)
見る
れう/\
(逆引き)
見渡すかぎり、両側の森林これを覆ふのみにて、一個の
人影
(
じんえい
)
すらなく、
一縷
(
いちる
)
の軽煙すら起らず、一の人語すら聞えず、
寂々
(
せき/\
)
寥々
(
れう/\
)
として横はつて居る。
空知川の岸辺
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
寥々(れう/\)の例文をもっと
(1作品)
見る
寥
漢検1級
部首:⼧
14画
々
3画
“寥々”で始まる語句
寥々寂々
寥々冥々
“寥々”のふりがなが多い著者
原勝郎
亀井勝一郎
作者不詳
内村鑑三
吉川英治
井上円了
新渡戸稲造
国木田独歩
小山清
内田魯庵