“寥々寂々”の読み方と例文
読み方割合
りょうりょうせきせき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると裏門のくぐり戸が、これも人あって開けるかのように、音も立てずスーッと開いた。それを抜けて城外へ出る。犬を吠えず鶏も啼かぬ寥々寂々りょうりょうせきせきたる屋敷町を流星のように走り過ぎる。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ことに教会は互いに相離れとおざかりければこの新来の宗教を信ずるものは実に寥々寂々りょうりょうせきせきたりき、しかれども一たびその大道を耳にしてより、これを以て自己を救い国を救うただ一の道と信じたれば
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)