寥々れうれう)” の例文
あはれ暮風一曲の古調に、心絃挽歌しんげんばんか寥々れうれうとして起るが如く、一身ために愁殺されをはんぬるの時、堤上に石と伏して幾度か狂瀾の飛沫を浴びたるも、我と此古帽なりき。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
が、畢竟蒹葭堂主人は寥々れうれうたる著書と画との外に何も伝へなかつたと言はなければならぬ。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)