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憮然
ふりがな文庫
“憮然”の読み方と例文
読み方
割合
ぶぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぶぜん
(逆引き)
兵馬は
憮然
(
ぶぜん
)
としてしまいました。竜之助の前には幾度も現われるこの女、こうして兵馬の前に現われたのは今宵がはじめてか知らん。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
憮然
(
ぶぜん
)
として痛嘆する孔明の呟きを聞くと、
馬謖
(
ばしょく
)
は日頃の馴れた心を
勃然
(
ぼつぜん
)
と呼び起して、その面にかっと血の色をみなぎらして叫んだ。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おれは
憮然
(
ぶぜん
)
と浮かない気分になった。多少は痛快だなどと思った早計を自分で
嗤
(
わら
)
い、かれらの脇をすりぬけるようにして階段をおりた。
陽気な客
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
憮然(ぶぜん)の例文をもっと
(100作品+)
見る
憮
漢検1級
部首:⼼
15画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“憮”で始まる語句
憮
憮恤
“憮然”のふりがなが多い著者
中里介山
吉川英治
林不忘
近松秋江
夏目漱石
橘外男
国枝史郎
小栗虫太郎
高浜虚子
蒲原有明