“物頭”の読み方と例文
読み方割合
ものがしら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熱田あつた加藤図書かとうずしょ、愛知郡の飯尾隠岐守いいおおきのかみ、岐阜城の物頭ものがしら早川大膳だいぜん篠田右近しのだうこん春日井かすがい郡から馳せ加わった下方左近将監しもかたさこんのしょうげん——などがある。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
物頭ものがしらに欠員ができたので、適当な人物がいたら召し出そうという、一ノ関からの話で、甲斐は矢崎舎人をそれに当てた。舎人は首を振った。
貞固と東堂とは、共に留守居の物頭ものがしらを兼ねていた。物頭は詳しくは初手しょて足軽頭あしがるがしらといって、藩の諸兵の首領である。留守居も物頭も独礼どくれいの格式である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)