“水夫”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かこ75.6%
すいふ12.2%
ふなのり4.9%
すゐふ2.4%
デッキ2.4%
マドロス2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“水夫”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
帆のほか、両舷りょうげん大櫓おおろもある。水夫かこたちは、えいや声をらした。風がない。たよるのは櫓であった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
松兵衛は今、水夫かこの持場をいいつけたり、帆方ほかたの者を指図したりして、みよしと帆柱の間を駆け廻っていた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、かの若者は頭を下げ「私は四国の生れで竹見太郎八たけみたろうはちという者です。この貨物船平靖号の水夫すいふをしています」
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ええ、ボートはきっとたすかったにちがいありません、なにせよほど熟練じゅくれん水夫すいふたちがいで
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「あの太陽の色を御覧なさい。」博士は夫人の言葉も耳にらぬらしく、水夫ふなのりのやうに両手を洋袴づぼんの隠しに突込みながら言つた。
しかし御朱印船宗室丸は、コマ皇子の駒太郎や、頭領赤格子九郎右衛門や、五十余名の水夫ふなのりを載せて、船脚軽く堂々と柬埔寨国へ進んだのであった。
赤格子九郎右衛門 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ビールだるのやうなはらてゝ、物凄ものすごまなこ水夫すゐふどもにらけると
此時このとき右舷うげん當番たうばん水夫すゐふ木像もくざうごと船首せんしゆかたむかつたまゝ
水夫デッキ連中は沖へ出次第に小僧を餌にしてふかを釣ると云っているそうだし、機関室の連中は汽鑵ボイラ突込つっこんで石炭の足しにするんだと云ってフウフウ云っている。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「すみませんが船長おやじがあの小僧の事を何と云ってたか聞かしておくんなさい。……わっしゃ親方が船長に何とか云ったらしいんで、水夫デッキ連中の代表になって、船長おやじの云い草を聞かしてもらいに来たんですが」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
紳士方——左様、なかにはショコラアの様な水夫マドロスも大勢いましたが、本当に立派な上流の紳士方も沢山、それは殆ど世界中のあらゆる国籍を網羅して出入していました。
象牙の牌 (新字新仮名) / 渡辺温(著)