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苫
ふりがな文庫
“苫”の読み方と例文
読み方
割合
とま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とま
(逆引き)
漁船の上は、すっかり、
苫
(
とま
)
を敷きならべ、中に、食糧や、夜具や、そして豊田から運び出した重宝の一部だの、すべてを積み隠した。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
崩れた石垣の上から覗くと、其處には
苫
(
とま
)
を掛けた船が一隻、人が居るとも見えず、上げ潮に搖られて、ユラユラと岸を
嬲
(
なぶ
)
つて居ります。
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
項
(
うなじ
)
を
立
(
た
)
てた
苫
(
とま
)
も
舷
(
ふなばた
)
も
白銀
(
しろがね
)
に、
珊瑚
(
さんご
)
の
袖
(
そで
)
の
搖
(
ゆ
)
るゝ
時
(
とき
)
、
船
(
ふね
)
はたゞ
雪
(
ゆき
)
を
被
(
かつ
)
いだ
翡翠
(
ひすゐ
)
となつて、
白
(
しろ
)
い
湖
(
みづうみ
)
の
上
(
うへ
)
を
飛
(
と
)
ぶであらう。
氷柱
(
つらゝ
)
の
蘆
(
あし
)
も
水晶
(
すゐしやう
)
に——
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
苫(とま)の例文をもっと
(70作品)
見る
苫
漢検準1級
部首:⾋
8画
“苫”を含む語句
苫舟
苫田
苫屋
苫船
苫小牧
苫屋根
黒苫
苫掛船
苫裏
苫被
苫葺
苫茅
苫数
大苫辺尊
苫掛
苫家
苫前
白苫
片苫
大苫邊尊
“苫”のふりがなが多い著者
吉川英治
三遊亭円朝
林不忘
江見水蔭
魯迅
倉田百三
泉鏡花
高浜虚子
蒲原有明
森鴎外