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苫舟
ふりがな文庫
“苫舟”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とまぶね
92.3%
とま
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とまぶね
(逆引き)
「
薄月
(
うすづき
)
や」「淋しさや」「音淋し」「
藁屋根
(
わらやね
)
や」「静かさや」「
苫舟
(
とまぶね
)
や」「帰るさや」「
枯蘆
(
かれあし
)
や」など如何やうにもあるべきを
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
蕭条たる十一月の浜辺には人影一つなく、黒い上げ汐の上をペラ/\と撫で来る冷風のみが灯りを点けた幾十の
苫舟
(
とまぶね
)
を玩具のやうに飜弄してゐた。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
苫舟(とまぶね)の例文をもっと
(12作品)
見る
とま
(逆引き)
わが家の
苫舟
(
とま
)
を見ると、彼は岸の上から、もう妻の名をよんでいた。——その声には、一刻離れても、お互いに、待ちつ待たれつの、常日頃の夫婦仲が、ことばのほかに溢れていた。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
苫舟(とま)の例文をもっと
(1作品)
見る
苫
漢検準1級
部首:⾋
8画
舟
常用漢字
中学
部首:⾈
6画
“苫”で始まる語句
苫
苫屋
苫船
苫小牧
苫田
苫屋根
苫裏
苫前
苫家
苫掛
“苫舟”のふりがなが多い著者
長与善郎
吉川英治
正岡子規
永井荷風