“苫田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とまた80.0%
とまだ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苫田とまた郡が四つ、勝田郡が二つというように小さく分れていたが、荘郷分合の趨勢すうせいもすべてこれと同様であってその命名法のごときもきわめて自然である。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
硯のほかに技は置台や箱や急須きゅうすのようなものにまで及びます。歴史に名高い「備中檀紙びっちゅうだんし」はもう昔語りになりましたが、美作みまさか苫田とまた郡の勝田かつた郡では多少の漉場すきばを今も見ます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
作陽志さくようし』には美作みまさか苫田とまだ越畑こしはたの大平山に牛鬼と名づくる怪あり。寛永中に村民の娘年二十ばかりなる者、恍惚こうこつとして一夜男子に逢う。自ら銕山の役人と称していた。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)