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苫船
ふりがな文庫
“苫船”の読み方と例文
読み方
割合
とまぶね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とまぶね
(逆引き)
廉平は急ぎ足に取って返して、また丘の根の巌を越して、
苫船
(
とまぶね
)
に立寄って、
此方
(
こなた
)
の
船舷
(
ふなばた
)
を横に伝うて、二三度、同じ処を行ったり、来たり。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
堀留の事件の前夜に、ここで木更津船の岩五郎から、
苫船
(
とまぶね
)
を一
艘
(
そう
)
借りた者があるはず。その
人態
(
にんてい
)
、その他の事だった。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その時であったが水の上から
欠伸
(
あくび
)
する声が聞こえて来た。続いて
吹殻
(
ほこ
)
を払う
煙管
(
きせる
)
の音。驚いた武士が首を延ばして河の中を見下ろすと、
苫船
(
とまぶね
)
が一隻
纜
(
もや
)
っている。
三甚内
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
苫船(とまぶね)の例文をもっと
(11作品)
見る
苫
漢検準1級
部首:⾋
8画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“苫”で始まる語句
苫
苫屋
苫舟
苫小牧
苫田
苫屋根
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苫前
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魯迅
高浜虚子
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永井荷風
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