“とまぶね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
苫舟50.0%
苫船45.8%
篷船4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蕭条たる十一月の浜辺には人影一つなく、黒い上げ汐の上をペラ/\と撫で来る冷風のみが灯りを点けた幾十の苫舟とまぶねを玩具のやうに飜弄してゐた。
堀留の事件の前夜に、ここで木更津船の岩五郎から、苫船とまぶねを一そう借りた者があるはず。その人態にんてい、その他の事だった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)