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纜
ふりがな文庫
“纜”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ともづな
67.0%
もや
24.1%
つな
3.6%
もやい
2.7%
もやひ
0.9%
とも
0.9%
トモヅナ
0.9%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ともづな
(逆引き)
時化で舵を折ったときは、
舳
(
みよし
)
のほうへ
纜
(
ともづな
)
を長く垂れ流し、船を逆にして乗るのが法で、そうしなければ船がひっくりかえってしまう。
藤九郎の島
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
纜(ともづな)の例文をもっと
(50作品+)
見る
もや
(逆引き)
小倉は肉や
葱
(
ねぎ
)
などをつつきながら、頭は
纜
(
もや
)
いっ放しの
伝馬
(
てんま
)
のことと、三上対船長との未解決のままの問題との方へばかり向いていた。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
纜(もや)の例文をもっと
(27作品)
見る
つな
(逆引き)
スルトその
纜
(
つな
)
を
引張
(
ひっぱっ
)
て呉れ、
其方
(
そっち
)
の処を
如何
(
どう
)
して呉れと、
船頭
(
せんどう
)
が何か騒ぎ立て
乗組
(
のりくみ
)
の私に頼むから、ヨシ来たと
云
(
い
)
うので纜を引張たり柱を起したり
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
纜(つな)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
もやい
(逆引き)
背中一面に一人は
菊慈童
(
きくじどう
)
、一人は
般若
(
はんにゃ
)
の面の
刺青
(
ほりもの
)
をした船頭が
纜
(
もやい
)
を解くと共にとんと
一突
(
ひとつき
)
桟橋
(
さんばし
)
から
舳
(
へさき
)
を突放すと、一同を乗せた屋根船は丁度今が
盛
(
さかり
)
の
上汐
(
あげしお
)
に送られ
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
纜(もやい)の例文をもっと
(3作品)
見る
もやひ
(逆引き)
徳二郎は堤を下り、橋の下に
繋
(
つな
)
いである小舟の
纜
(
もやひ
)
を解いて、ひらりと乘ると今まで靜まりかへつて居た水面が
俄
(
にはか
)
に波紋を起す。徳二郎は
少年の悲哀
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
纜(もやひ)の例文をもっと
(1作品)
見る
とも
(逆引き)
天の与えとばかり垣根を飛び越えた署長以下二人の警官は舟へ躍り込むや否や
纜
(
とも
)
切る間も遅しと湖中に漕ぎ出した。
水晶の栓
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
纜(とも)の例文をもっと
(1作品)
見る
トモヅナ
(逆引き)
纜
(
トモヅナ
)
を手で追ふ身のあしらひ、「改めて今鬼界ヶ島の流人となれば」のくだりの髯をしごいてのきまり方など、こんなよい物を断片的に独立させて、後はうかめた演出で行くと言ふ法はない。
芸の有為転変相
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
纜(トモヅナ)の例文をもっと
(1作品)
見る
纜
漢検1級
部首:⽷
27画
“纜”の関連語
縄
索条
“纜”を含む語句
纜綱
電纜工場
電纜
解纜
収纜
垂纜
大電纜
繋纜
纜縄
防水電纜
“纜”のふりがなが多い著者
吉川英治
小島烏水
蒲 松齢
作者不詳
永井壮吉
国木田独歩
国枝史郎
北原白秋
葉山嘉樹
泉鏡花