トップ
>
纜
>
もやひ
ふりがな文庫
“
纜
(
もやひ
)” の例文
徳二郎は堤を下り、橋の下に
繋
(
つな
)
いである小舟の
纜
(
もやひ
)
を解いて、ひらりと乘ると今まで靜まりかへつて居た水面が
俄
(
にはか
)
に波紋を起す。徳二郎は
少年の悲哀
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
先の石段を下りるや若き女は
先
(
まづ
)
僕を乘らして後、
纜
(
もやひ
)
を解いてひらりと飛び乘り、さも輕々と櫓を
操
(
あやつ
)
りだした。
少年
(
こども
)
ながらも僕は此女の
擧動
(
ふるまひ
)
に驚いた。
少年の悲哀
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
纜
(
もやひ
)
を
繋
(
つな
)
ぐや徳二郎も續いて石段に
上
(
あが
)
り、先に立つてずん/\登つて行く、
其後
(
そのあと
)
から僕も無言で
從
(
つい
)
て登つた。石段は其幅半間より狹く、兩方は高い壁である。
少年の悲哀
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
纜
漢検1級
部首:⽷
27画
“纜”を含む語句
纜綱
電纜工場
電纜
解纜
収纜
垂纜
大電纜
繋纜
纜縄
防水電纜