“電纜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でんらん66.7%
ケーブル33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もう滅茶苦茶です」「管球類は全部破損」「電纜でんらんは断線、変圧器は通路を塞がれて引き出せません」「標本は吹き飛んで手がつけられません」報告はすべて惨また酷。
長崎の鐘 (新字新仮名) / 永井隆(著)
彼が宰相室の前までいったとき、その入口で、沢山の宮廷委員がモートルをかついだり、蛇管だかんを持ったり、電纜でんらんきずったりして、ごったがえしをしている有様を見て愕いた。
そこは通信機器の修理室らしく、ごたごたとフレームが置かれ、リノリウムの床の上には電纜ケーブルや工具類が散らばっていた。
地球発狂事件 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
その浮標とロンドン局とは、やはり電纜ケーブルで連結されているんだ。ところでDの十一号までは、つきとめたが、残念なことに、その浮標に当時繋留していた船の名が分らない。
地球発狂事件 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)