“解纜”の読み方と例文
読み方割合
かいらん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば、船に、横浜解纜かいらんの際、中学の先生から紹介して貰った、Kさんという、中学で四年先輩のひとが、見習船員をしておりました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
明日早暁、博多湾を解纜かいらんするという「順天丸」に艀が着くと、連中は来島を先頭にして一人一人、斜にかけられた梯子はしごをのぼっていった。
風蕭々 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
そのため四百七十トン百二十馬力の汽船がデットフォードで造られ、翌二五年八月十六日にファルマウスを解纜かいらん、百十三日目にカルカッタに着いた。