“解放”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいほう40.0%
ときはな33.3%
かいはう6.7%
はな6.7%
ゆる6.7%
エマンシペーション6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この不自由ふじゆうな、みにくい、矛盾むじゅん焦燥しょうそう欠乏けつぼう腹立はらだたしさの、現実げんじつ生活せいかつから、解放かいほうされるは、そのときであるようながしたのです。
希望 (新字新仮名) / 小川未明(著)
されど我は今汝の心が、思ひより思ひに移りて一のふしの中にむすぼれ、それより解放ときはなたれんことをばしきりに願ひつゝ待つを見るなり 五二—五四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
私達はたゞ/\解放かいはうされるのをばかりのぞんだのではなかつた。何ものかを心にしつかとつかまなければならないのでした。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
色やかおりを悩ましいまでに発散はなすように、栞も、恋心を解放はなし、にわかに美しさを加えたのであった。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「私達と一緒に娘さん達全部、そうして全部の人夫さん達を解放ゆるしていただかなければなりません」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
哀れな女は教師とともにペテルブルグへ落ちのびて、そこできわめて奔放自由な解放エマンシペーション惑溺わくできしていたのであった。